第11回 神奈川大学 全国高校生理科・科学論文大賞

高等学校における学習・研究に新たな目標を与え、広く理科教育を支援する試みとして2002年から実施する神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞は、今年で第11回を迎えました。2012年12月7日に開かれた審査委員会において、受賞論文が決定いたしましたのでお知らせいたします。授賞式は、2013年3月17日(日)に神奈川大学セレストホールにて行います。

【応募総数】
75編
【応募高校数】
50校
【審査委員会】
2012年12月7日(金)
【審査委員長】
長倉三郎
【審査委員】
上田誠也、田畑米穂、中村桂子、細矢治夫、竹内敬人、佐藤祐一

大賞(1編)【奨学金10万円・記念品】

「ゼニゴケ無性芽における休眠打破と光の関係」
愛知県/名古屋市立向陽高等学校 SSクラス309ゼニゴケ研究グループ

優秀賞(3編)【奨学金5万円・記念品】

「毛髪から知る沖縄人のルーツ」
沖縄県/沖縄県立開邦高等学校 毛髪研究班

「コンクリート水路の絶滅危惧種」
兵庫県/兵庫県立姫路飾西高等学校 自然科学部

「濃硝酸のNOxによる色調変化追求実験からの新展開~三酸化二窒素の新しい生成法の可能性~」
宮城県/宮城県仙台第二高等学校 化学部硝酸研究班

努力賞(15編)【奨学金3万円・記念品】

「視覚障害者を守るハイテク白杖と磁気点字ブロックの開発
~駅ホームでの落下事故・人身事故から視覚障害者を守るシステム~」
栃木県/栃木県立宇都宮工業高等学校 生産システム研究部

「金環日食の電波観測~電圧値減少の原因を探れ!~」
群馬県/群馬県立前橋女子高等学校 地学部金環日食電波観測班

「ラジオメーター逆回転の謎」
埼玉県/埼玉県立大宮高等学校 物理部ラジオメーター班

「皆既月食中における月表面の温度変化」
埼玉県/埼玉県立春日部女子高等学校 地球科学部

「マイコン制御による三軸多機能ロボットハンド」
東京都/東京工業大学附属科学技術高等学校 門田ロボテク

「キノコの『植物成長物質』を利用した富士山緑化」
静岡県/静岡県立富岳館高等学校 キノコ研究班

「酸性マグマの分化過程におけるイオウの混染~山陽帯チタン鉄鉱系列花崗岩類と山陰帯磁鉄鉱系列花崗岩類~」
兵庫県/兵庫県立加古川東高等学校 地学部角閃石班

「鱗片配列の規則性の変化がもたらす生物学的意義~ダイオウマツを例にして~」
兵庫県/兵庫県立加古川東高等学校 地学部松毬班

「地元の主要産業品である高級石材『竜山石』の特性を活かした新商品の開発」
兵庫県/兵庫県立加古川東高等学校 地学部竜山石班

「ミョウバン結晶の晶相変化」
兵庫県/仁川学院高等学校 科学部

「魚のうろこの配列の数理モデリング」
広島県/広島大学附属高等学校 SSH数学研究班

「低温菌の低温活性酵素」
愛媛県/愛媛県立松山南高等学校 スーパーサイエンス微生物班

「紫の追求Part2~ヨウ素デンプン反応の不思議に迫る!~」
福岡県/福岡県立鞍手高等学校 SSH部化学班

「釉薬マジック~郷土の文化とエコロジーの視点から~」
福岡県/福岡県立鞍手高等学校 SSH部化学班

「沖縄本島における外来及び在来淡水性プラナリアの分布状況」
沖縄県/沖縄県立開邦高等学校 プラナリア探索班

団体奨励賞(5校)【記念品】

群馬県/群馬県立前橋女子高等学校
埼玉県/埼玉県立大宮高等学校
埼玉県/埼玉県立松山高等学校
広島県/広島大学附属高等学校
福岡県/福岡県立鞍手高等学校

審査の方法

神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞の論文審査は、2段階方式で進められました。

まず、学内教員によって組織された専門委員会が「予備審査」を担当し、論文1編につき学内教員1名と専門委員2名の計3名の工学部・理学部教員による査読が行われました。専門委員会はこの査読者の評価をもとに論文を審査し、大賞・優秀賞候補論文と努力賞候補論文を選定して審査委員会に報告しました。

この予備審査結果をうけて審査委員は、送付された受賞候補論文の事前評価を行い「本審査」を担う審査委員会の場で、「高校生らしい研究論文の在り方」など基本的視点も含めた広い立場から審査し、大賞、優秀賞、努力賞、団体奨励賞の受賞論文、受賞校を決定しました。

【第11回全国高校生理科・科学論文大賞 専門委員会】

委員長 内藤 周弌(工学部教授)
委員 小谷 享(理学部教授)
本間 正明(理学部教授)
日野 晶也(理学部教授)
西本 右子(理学部教授)
引地 史郎(工学部教授)
渡邊 靖志(工学部教授)
大塚 一郎(工学部教授)
榎本 誠(入試センター所長、経営学部教授)

2013年3月17日(日)、横浜キャンパス16号館セレストホールで、全国から受賞高校生と指導教諭をお招きして第11回神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞記念授賞式・シンポジウムを行いました。

第一部の授賞式では、大賞・優秀賞・努力賞・指導教諭賞それぞれの受賞者と団体奨励賞受賞高校へ表彰と記念品が授与されました。授賞式に続いて行われた大賞および優秀賞受賞者による研究発表では、審査委員をはじめ他の受賞者や一般の来場者が見守る中、見事なプレゼンテーションが披露されました。

第二部では、審査委員と受賞高校の代表者によるシンポジウムが、「高校生に求める理科・科学論文について」をテーマに開かれ、熱心に研究に取り組んできた高校生と審査委員の先生方との活発なやり取りが繰り広げられました。

YouTube

第11回神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 授賞式・シンポジウム

2013年3月17日に開催された、授賞式およびシンポジウムの様子を動画でご紹介いたします。
受賞校のインタビューもこちらでご紹介しています。

  • 大賞 名古屋市立向陽高等学校

    大賞 名古屋市立向陽高等学校

  • 優秀賞 沖縄県立開邦高等学校ほか2校

    優秀賞 沖縄県立開邦高等学校ほか2校

  • 努力賞 栃木県立宇都宮工業高等学校ほか14校

    努力賞 栃木県立宇都宮工業高等学校ほか12校

  • 団体奨励賞 群馬県立前橋女子高等学校ほか4校

    団体奨励賞 群馬県立前橋女子高等学校ほか4校

  • 研究発表 大賞「ゼニゴケ無性芽における休眠打破と光の関係」

    研究発表
    大賞「ゼニゴケ無性芽における休眠打破と光の関係」

  • 「高校生に求める理科・科学論文について」

    シンポジウム
    「高校生に求める理科・科学論文について」

授賞式終了後に開かれたレセプションでは、授賞式で研究発表した受賞者と指導教諭が代表してコメントし、受賞を喜びや研究の苦労を語ってくれました。ほかにも。審査委員の先生方と談笑する姿や、受賞者同士が楽しげに言葉を交わす様子が見られ、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

  • レセプション

    レセプション

  • レセプション

    レセプション

審査委員長

長倉三郎 神奈川大学特別招聘教授・東京大学名誉教授

審査委員

上田誠也 : 東京大学名誉教授
田畑米穂 : 東京大学名誉教授
中村桂子 : JT生命誌研究館館長
細矢治夫 : お茶の水女子大学名誉教授
竹内敬人 : 神奈川大学名誉教授・東京大学名誉教授
佐藤祐一 : 神奈川大学名誉教授

『未来の科学者との対話XI』-第11回神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞受賞作品集-
は日刊工業新聞社より5月末頃出版予定です。

  • 募集要項

    募集要項

    全国高校生理科・科学論文大賞の募集要項はこちらです。

    俳句の募集はこちら
  • 過去の記録

    未来の科学者との対話

    理科・科学論文大賞の受賞作品集。理系以外の学生にも理解しやすい内容です。

    過去の記録はこちら